ウォークマン新3機種は11月27日発売、NW-WM1ZM3は65万5千円前後。WM1シリーズはストリーミング再生が約31時間に伸びた一方、ローカル再生は約35時間へ短くなった

ポータブルデジタルオーディオプレーヤーとヘッドホンのイメージ
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この記事のポイント

  • いつ:2026年10月16日に国内発表、3機種とも11月27日発売。ソニーストアの予約は10月16日10時に開始
  • 何が:ウォークマンの新3機種 NW-WM1ZM3 / NW-WM1AM3 / NW-ZX900。内蔵メモリは256GB / 128GB / 64GB
  • 価格:市場想定価格は65万5千円前後 / 34万7千円前後 / 21万5千円前後。ソニーストアの税込価格は654,500円 / 346,500円 / 214,500円。2つは別の種類の価格です
  • なぜ重要:同じ市場想定価格どうしで旧モデルと比べると、NW-WM1ZM2 の40万円前後から65万5千円前後へ、NW-ZX707 の10万5千円前後から21万5千円前後へ上がった
  • 電池:WM1シリーズは、ストリーミング再生が約18時間から約31時間へ伸び、ローカル再生は約40時間から約35時間へ短くなった(いずれも条件つきの公表値)
  • 読者は:限定パッケージ(679,800円・100キット)の応募は10月25日23:59まで。買い替えなら、ストリーミング中心かローカル中心かで電池の条件を見比べる

65万5千円前後と654,500円は別の価格 — 3機種の値段と内蔵メモリを並べる

ソニーは2026年10月16日、ウォークマンの新3機種を国内で発表しました。発売は3機種とも11月27日です(ソニー公式リリース)。

ソニーストアの予約は、発表と同じ10月16日の10時に始まっています(kunkoku)。

価格は2種類が並んで報じられています。「市場想定価格」はオープン価格(メーカーが希望小売価格を定めず、販売店が価格を決める方式)で、店頭実売の目安として示される数字です。

「ソニーストア価格」はソニー直販の税込価格で、種類が違います。65万5千円前後と654,500円は同じNW-WM1ZM3の別の価格で、矛盾ではありません。

機種内蔵メモリ市場想定価格ソニーストア価格(税込)
NW-WM1ZM3256GB65万5千円前後654,500円
NW-WM1AM3128GB34万7千円前後346,500円
NW-ZX90064GB21万5千円前後214,500円

市場想定価格と内蔵メモリはAV Watch、ストアの税込価格はPHILE WEBの報道によります。あわせて、3機種とも OS は Android 16、無線は Wi-Fi 6E に対応するとAV Watchが伝えています。

同じ市場想定価格どうしで並べると、WM1ZM2は40万円前後から、ZX707は10万5千円前後から上がった

旧モデルから買い替えるなら、比べる価格は同じ種類にそろえる必要があります。市場想定価格どうしで並べると、3機種とも上がっています。旧モデルの価格は、iPhone ManiaがNW-WM1ZM2・WM1AM2について伝えたもの、NW-ZX707はPHILE WEBの2023年の記事によります。

新モデル旧モデルの市場想定価格新モデルの市場想定価格差額(本記事の計算)
NW-WM1ZM3NW-WM1ZM2:40万円前後65万5千円前後約25万5千円増
NW-WM1AM3NW-WM1AM2:16万円前後34万7千円前後約18万7千円増
NW-ZX900NW-ZX707:10万5千円前後21万5千円前後約11万円増

ソニーストア価格でも同じ向きです。WM1ZM2の396,000円、WM1AM2の159,500円(kunkoku)に対し、新機種は654,500円と346,500円で、差額は258,500円と187,000円です。

旧モデルは2022〜2023年の発売時の価格なので、発売時期の差も含まれます。ここで言えるのは上げ幅までで、理由はソニーの説明を確認できていません。

679,800円の限定パッケージは10月25日23:59まで — 100キットの抽選に必要なもの

ソニーストア限定の「NW-WM1ZM3 Sony Store Limited Package」は679,800円で、100キット限定の抽選販売です。応募は10月16日から10月25日(日)23:59までで、応募にはMy Sony登録とアンケート回答が必要です(ソニー公式ページ、AV Watch)。

同梱は限定レザーケース(ネイビー)、液晶保護ガラス、限定ピンバッジです。当落の連絡は公式ページ上で10月30日(金)予定、最短のお届けは11月27日です。別の報道には10月30日〜11月1日頃とするものもあり、連絡日には揺れがあります。

ソニーストアの通常予約は、10月16日10時から受け付けています(kunkoku)。

WM1ZM3を買う予定なら、限定同梱品のために10月25日23:59までに応募するかを決めることになります。NW-ZX900向けの限定パッケージは、確認できた範囲では案内が見つかりません。

ストリーミングは約13時間長く、ローカル再生は約5時間短い — 使い方で向きが逆になる

ソニーが訴求する新WM1シリーズの「最長約31時間」は、サードパーティー製アプリでのストリーミング再生の値です(AV Watch)。WM1M2系は同じストリーミングで最長約18時間(バランス接続時。バランス接続は左右の信号を別々の線で運ぶ方式)で、ソニーは約13時間・約72%の向上と説明しています(kunkoku)。

一方、本体に保存した音源の再生は逆です。同じkunkokuによると、新WM1のダウンロード音源再生(W.ミュージック、MP3 128kbps、バランス接続)は最長約35時間で、WM1M2の約40時間より約5時間(計算)短くなっています。

機種ストリーミング再生ローカル再生(ダウンロード音源)
WM1M2系(旧)約18時間(バランス接続時)約40時間
WM1M3系(新)約31時間(接続方式などの条件は未確認)約35時間
NW-ZX707(旧)約21時間(比較記事による。条件は未確認)公表値を確認できていません
NW-ZX900(新)約35時間(バランス接続時とされる)公表値を確認できていません

ZX707とZX900の値は、nakamura.yokohama の比較記事によるものです。

ソニーの発表値では、新WM1のストリーミング再生は旧モデルより約13時間長くなっています。ただし18時間と31時間の測定条件がそろっているかは確認できていません。手元に音源を溜めて聴く使い方では、ローカル再生が約5時間短くなる点に注意が必要です。「最長」は測定条件下の上限値で、実使用の保証ではありません。数字の上では、改善がストリーミング側に寄っています。

電源構造はDMP-Z1譲り — ソニーの主張と実機レビューの記述を分けて読む

メーカーの主張は、2018年発売の据え置き型プレーヤー「DMP-Z1」の電源思想を受け継ぐ新しい電源構造を採用し、「ウォークマン史上最高音質」をうたうものです(AV Watch)。この評価はソニー自身のもので、本記事は音の優劣を判断していません。具体的な変更点として、大容量固体高分子コンデンサー(電源の電圧を安定させる部品)は従来機の1基から2基になり、オーディオ部へのノイズの影響を減らすとされます(ケータイ Watch)。

実機レビューの記述では、NW-WM1ZM3は純度約99.99%の総削り出し無酸素銅(酸素をほとんど含まない高純度の銅)メインシャーシで、リアシャーシは従来のアルミから金メッキ処理した無酸素銅(OFC)に変わったとあります。NW-WM1AM3はZM3と機能面がほぼ同じで、筐体素材などが違うとの記述もあります(PHILE WEB)。

ストリーミング再生に関わる変更点が「DSDリマスタリングエンジン」です。DSDは1ビットの信号を高い周波数で記録する方式で、PCM音源を11.2MHzのDSD 1bitに変換します。従来機はダウンロード音源だけが対象でしたが、新モデルはストリーミング再生でも使えます(ソニー製品ページ)。

比較記事はNW-ZX900も対応すると記していますが、ソニー公式の記載は確認できていません。

ZX900はWM1M3系と同系の電源技術を使い、リアシャーシは金メッキ無酸素銅、フレームはアルミだとPHILE WEBが伝えています。

筐体の違いは、WM1ZM3が総削り出し無酸素銅、ZX900がアルミフレームです。ZX900はローカル保存に使える容量にも注意が必要で、使用可能容量は約33GB(ZX707は約47GB)とされます。手持ちの音源の総容量と照らして確認してください。

ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)では、10月16日から先行展示・体験が始まっています(ソニーストア)。どの機種を試せるかは、各店の案内で確認が必要です。

SoCは未公表、31時間の測定条件もZX900の質量も確認できていない

現時点で言えるのは、価格、発売日、内蔵メモリ、再生方式別の電池持続時間までです。次の項目は、公式発表や公表値で確認できていません。

  • 搭載SoC(チップ):公表されていません
  • RAM容量:確認できていません
  • 「最長約31時間」の完全な測定条件:コーデック、Wi-Fi状態、アンバランス接続時の値、音量・画面条件は確認できていません
  • 上の測定条件のうち、バランス接続時とされるのは二次情報です
  • NW-ZX900の質量、microSDの対応容量、DSDリマスタリング対応の公式記載
  • ソニーストア以外の量販店の予約開始日

見るべき場所は、ソニーの発表リリースと各機種の製品ページの仕様欄の注記です。電池持続時間は、注記の測定条件が自分の使い方に近いかを確認してください。

まとめ

新3機種は、市場想定価格が旧モデルより10万円以上上がっています(NW-ZX707→NW-ZX900は約11万円増)。限定パッケージの応募期限は10月25日23:59、当落は10月30日予定です。

電池持ちは、ソニーの発表値ではストリーミングが約18時間から約31時間へ伸び、ローカル再生は約40時間から約35時間に短くなっています。音質の訴求はソニーの主張が中心で、SoCは公表されておらず、測定条件は確認できていません。買い替えを考えるなら、ストリーミング中心かローカル中心かを決めたうえで、公式の注記にある電池の測定条件を見てください。

編集後記

ローカル再生が約5時間短くなるという点が、数字の小ささのわりに妙に気になった印象です。私が手元に音源を溜めて聴くタイプなら、新しさよりも自分の聴き方に合うかを先に考えてしまいそうで、新機種の話でも結局は使い方次第なのだなと思います。

— CODE. 編集部

Photo: Amanz on Unsplash

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