ソニー「ULT TOWER 7」は9月18日発売・84,700円。XLR入出力を新搭載し、2台つないでステレオも組める

屋外パーティーで使われる大型ワイヤレススピーカーのイメージ
目次

この記事のポイント

  • いつ:発表2026年9月2日、発売2026年9月18日(金)
  • 何が:ソニーの新型ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT TOWER 7」(型番SRS-ULT700、カラーはブラック1色)
  • 価格:ソニーストア価格84,700円(税込)
  • スペック:3way・計7ドライバー構成/最大出力420W/XLR入出力を新搭載/最大約30時間駆動・IPX4
  • 読者への意味:ULTボタンで4つのサウンドプロファイルを切り替えられます。同時発表のULT TOWER MAX・ULT TOWER 5との違いを踏まえて、自分に合うモデルを選べます

SRS-ULT700はブラック1色、パーティー・DJ・カラオケ用途のワイヤレススピーカー

ソニーは2026年9月2日、新型ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT TOWER 7」を発表しました。型番はSRS-ULT700で、発売日は2026年9月18日(金)です。ソニー公式プレスリリース

ソニーストアでの価格は84,700円(税込)です。くんこくカラー展開はブラック1色のみとなっています。価格.com

プレスリリースのタイトルにもある通り、パーティー・DJプレイ・カラオケといった、複数人で盛り上がる用途を主眼に置いたモデルです。

280mmウーファーと7ドライバーで最大420W——パーティー・DJ・カラオケ向けの音づくり

ULT TOWER 7は、新開発の約280mm径ウーファー1基を核に、ミッドレンジ2基・フロントトゥイーター2基・リアトゥイーター2基を組み合わせた計7ドライバー構成です。低音・中音・高音をそれぞれ専用ドライバーで再生する「3way」方式を採用し、最大出力は420Wに達します。Kakaku.comニュース

大口径ウーファーによる重低音と420Wの出力は、屋外パーティーやDJプレイ、カラオケなど、広い空間で音を響かせる用途を想定した設計といえます。

XLR入出力を新搭載——2台をつないでステレオ再生、DJ/PA機材との接続性

今回の大きな変更点が、XLR入力端子・XLR出力端子の新搭載です。XLRは業務用の音響機器やマイクで広く使われる、抜けにくく耐ノイズ性に優れた接続端子規格です。民生用のポータブルスピーカーでは珍しい装備といえます。マイナビニュース

XLR出力を使うことで、ULT TOWER 7を2台つないでステレオ再生を組んだり、外部のPA(Public Address、会場全体に音を届ける拡声・音響システム)機材やミキサーと接続したりできます。入出力端子はUSB-C・USB-A・マイク入力・RCA入力に加え、XLR入力・XLR出力を備えているとみられます。前世代機とされるSRS-XV800にあった光デジタル入力は、今回の端子構成では確認できていません。

XLR入出力が効くのは、屋外イベントでの簡易PA運用や2台でのステレオ構成、マイクや楽器を直接つなぐDJ・PA用途を持つ人です。ケーブル1本で家庭のオーディオ機器につなぐだけの一般的な自宅利用では、この端子を使う場面は多くないでしょう。

駆動30時間・IPX4・約22.8kg、屋外に持ち出す前に押さえる数字

バッテリー駆動時間は最大約30時間です(ULT1/ULT2オン・ライティングオフ・音量約17時の目安)。なかむらよこはま

防水性能はIPX4(縦置き時)で、あらゆる方向からの水滴の飛沫に耐える等級です。IPX4の「X」は防塵性能が試験・等級化されていないことを示す表記で、防塵性能があるともないとも述べていません。屋外での急な小雨程度には対応しますが、水没や強い水流を想定した等級ではない点に注意が必要です。PHILE WEB

外形寸法は約421×710×347mm、質量は約22.8kgです。約22.8kgという質量は、成人が1人で持ち上げて運ぶには重く、階段の上り下りや車への積み下ろしをそのままこなすのは難しい重さです。

キャスターとハンドルを備えているとされ、実際の運用は設置場所まで転がして動かす形が中心になりそうです。

急速充電は約10分の充電で最大約3時間再生できるとされています。

主要スペックは以下の通りです。

項目内容
型番SRS-ULT700
発表日2026年9月2日
発売日2026年9月18日(金)
価格(ソニーストア)84,700円(税込)
ドライバー構成3way・計7基(ウーファー1・ミッドレンジ2・フロントトゥイーター2・リアトゥイーター2)
最大出力420W
入出力端子USB-C・USB-A・マイク入力・RCA入力・XLR入力・XLR出力
バッテリー駆動最大約30時間
防水IPX4(縦置き時)
外形寸法約421×710×347mm
質量約22.8kg
カラーブラック1色

ULTボタンで4つの音の顔を切替——ULT1/ULT2/FLAT/LIVEの使い分け

本体のULTボタンで、4つのサウンドプロファイルを切り替えられます。重低音を強調した「ULT1」、よりパンチのある重低音を効かせた「ULT2」、味付けをせずカスタマイズも可能な「FLAT」、ライブ会場的な躍動感を出す「LIVE」の4種類です。

パーティーで重低音を効かせたい場面ではULT1・ULT2を、原音に忠実に聞きたい場面ではFLATを、といった使い分けが想定されます。

マイク入力ではエコーやキーコントロールの調整が可能で、カラオケ用途に対応しているとみられます。ただしマイク自体の性能、採点・歌詞表示機能の有無、伴奏となる音源をどう用意するのかは、本記事の時点では確認できていません。カラオケ機としての実用性は、この点を踏まえて判断する必要があります。

専用アプリ「Sony | Sound Connect」と組み合わせることで、ボイスチェンジャーなどの機能拡張にも対応するとされています。

ULT TOWER MAX・ULT TOWER 5と何が違うのか、自分に合うのはどのモデルか

同日には、上位機「ULT TOWER MAX」(型番SRS-ULT3000)と、小型機「ULT TOWER 5」(型番SRS-ULT500)も同時発表されています。ULT TOWER MAXは内蔵バッテリーを持たない据置型で、ULT TOWER 5はより小型のモデルという位置づけです。くんこく

モデル型番位置づけ内蔵バッテリー日本価格・発売日
ULT TOWER MAXSRS-ULT3000上位・据置型なし未確認
ULT TOWER 7SRS-ULT700中核モデル(本記事)あり(最大約30時間)84,700円(税込)・9月18日
ULT TOWER 5SRS-ULT500小型・可搬性重視未確認未確認

ULT TOWER MAX・ULT TOWER 5の日本での価格・発売日は、本記事の時点では確認できていません。参考として、米国では今回の3機種が同時発表されており、現地報道ベースでULT TOWER 7が649.99ドル、ULT TOWER MAXが1,499.99ドル、ULT TOWER 5が449.99ドルと伝えられていますが、確定情報ではありません。

据置で腰を据えて使いたい人はULT TOWER MAX、持ち運びやすさを重視する人はULT TOWER 5、屋外パーティーでの可搬性とXLR接続性の両方を求める人はULT TOWER 7、という選び分けになりそうです。

まとめ

ULT TOWER 7は、280mmウーファーを核とした7ドライバー構成・最大出力420Wの音づくりに、業務用途で使われるXLR入出力を新搭載した点が最大の特徴です。2台でのステレオ再生やPA機材との接続など、これまでの民生ポータブルスピーカーより一段本格的な使い方ができます。

発売日は2026年9月18日、ソニーストア価格は84,700円(税込)です。屋外イベントでの利用や2台でのステレオ運用、マイクや楽器の接続をする人にとっては、XLR入出力と420Wの出力が生きる1台です。一方、自宅での据え置き用途が中心なら、約22.8kgの重さと84,700円という価格は見合わない場合があります。

前世代機とされるSRS-XV800との価格帯比較は、本記事の時点では裏付けが取れていません。同日発表の上位機ULT TOWER MAX・小型機ULT TOWER 5は日本での価格・発売日が未確認のため、据置型やより小型のモデルを検討したい人は、この2機種の続報を待つ判断もあります。

編集後記

民生用のポータブルスピーカーにXLR入出力が載るというのは、私にはかなり意外な印象です。2台つないでステレオを組めたりPA機材とつながったりと、もはや業務用機材に片足を突っ込んだ設計だと思います。ただ約22.8kgという質量を思うと、気軽に持ち出す機材ではなさそうで、そこは少し冷静になりました。

— CODE. 編集部

Photo: Nereid Ndreu on Unsplash

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