この記事のポイント
- いつ:国内発表は9月30日、Wi-Fiモデルは10月7日に発売済み
- 何が:Galaxy Tab S12 Ultra(14.6型)とS12+(12.6型)。サムスン直販はUltraが271,480円から、S12+が227,480円から
- 価格:Ultra 256GBは前世代S11 Ultraの193,600円から77,880円アップ。Ultra 256GBとS12+ 256GBの差は44,000円(いずれも出典の価格から算出)
- 注意:45W充電器は別売り。Google AI Pro 6か月無料は購入後の有効化が前提で、適用条件の詳細は未確認。Photoshop対応はGalaxy限定とされるが詳細は未確認
- 未確認:国内の5G版の有無、キャリア取り扱い、S12+のカメラ構成
- 読者は:ペン・大画面・長時間駆動という用途に当てはまるかと、本体以外の出費を足して判断する
Ultra 256GBは271,480円、S11 Ultraの193,600円から77,880円上がった——容量別に並べると差は広がる
結論から言うと、前世代のS11 Ultraから買い替えるなら、256GBでも約8万円の上乗せになります。Galaxy Tab S12 Ultraの直販価格は、12GB/256GBで271,480円(税込)です。これはケータイ Watchや、サムスンのリリース転載(共同通信PRワイヤー)で確認できます。
512GBと1TBの価格は、公式リリースの転載では確認できていません。下表の512GB・1TBはmobamagによる報道値で、S11 Ultraの価格はhelentechによります。差額は、これらの出典の価格から算出した値です。
| 容量 | S12 Ultra | S11 Ultra(2025年9月19日発売) | 差額(出典の価格から算出) |
|---|---|---|---|
| 12GB/256GB | 271,480円 | 193,600円 | +77,880円 |
| 12GB/512GB | 305,580円(報道値) | 212,960円 | +92,620円 |
| 16GB/1TB | 373,780円(報道値) | 261,470円 | +112,310円 |
容量が大きいほど差が開きます。mobamagの報道では、1TBは国内で唯一、RAMが16GBのモデルです。値上がりの理由は、今回確認できた出典には書かれていません。
画面は14.6型2,960×1,848のまま、替わったのはDimensity 9400+から9500へ
画面は14.6型で2,960×1,848と、S11 Ultraと同じです(helentech)。SoC(処理を担う主要チップ)はMediaTek Dimensity 9400+から、3nmのDimensity 9500に替わりました。
Business Todayによれば、Tom’s Guideの初期ベンチでは、前世代のS11 Ultra比でNPU(AI処理用の回路)が61%向上したとされます。
画面サイズと解像度はS11 Ultraと同じで、確認できている違いはSoCと価格です。この範囲では、S11 Ultraを使っている人が急いで買い替える理由は見つけにくいという整理になります。
UltraとS12+の44,000円差は、画面14.6型と12.6型・692gと約553g・Wi-Fi 7と6Eに出る
価格差の理由はサムスンから示されていないため、以下は同容量で比べたときの仕様差の対比です。256GBは271,480円と227,480円、512GBは305,580円と261,580円で、どちらも差は44,000円です(出典の価格から算出。512GBは報道値)。
| 項目 | Galaxy Tab S12 Ultra | Galaxy Tab S12+ |
|---|---|---|
| 画面 | 14.6型 Dynamic AMOLED 2X・2,960×1,848・120Hz・最大1,600nits | 12.6型・2,800×1,752・120Hz |
| 重さ | 692g(Wi-Fi) | 約553g(555gとする掲載もあり) |
| 厚さ | 5.1mm | 約5.3mm |
| バッテリー | 11,600mAh(動画再生最長23時間) | 10,600mAh(最長21時間) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6E(販売店仕様にWi-Fi 6表記もあり) |
| RAM | 12GB(1TBのみ16GB・海外情報) | 12GB |
| 背面カメラ | 13MP+8MP超広角(海外情報) | 未確認 |
| 国内価格(256GB) | 271,480円 | 227,480円 |
画面の数値はsammyfans、電池の数値はケータイ Watchに基づきます。S12+の重さと厚さはnewmobileの掲載値で、S12+のWi-Fi 6EはsammyguruによるFCC(米国の認証機関)資料での確認です。Ultraのカメラ構成とRAM構成はBusiness Todayの海外情報です。
用語を補足します。Dynamic AMOLED 2Xは、Ultraの画面に使われているサムスンの有機EL(OLED)ディスプレイの呼称です。Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6Eの次の世代にあたる無線LAN規格です。
両機で共通なのはSoC・IP68・Sペンの3点
両機とも、IP68の防水防塵と新設計の3Dベイパーチャンバーを備えます(fonearena)。Sペンは両モデルに同梱されるとされます(smartwatchlife、海外報道のzamin.uz)。SoCのDimensity 9500も両機に搭載されます(GSMArena)。3Dベイパーチャンバーは、本体内部の熱を逃がすための放熱構造です。これらは仕様上、両機で共通です。
27万円台が見合うのは14.6型でペンを使う人。文書と動画が中心ならS12+で足りる可能性が高い
Ultraが向きやすいのは、14.6型の広い画面にSペンで描き込む人や、作業画面を大きく使いたい人です。重さはUltraが692g、S12+が約553gで、差は139g(出典の値から算出)です。厚さは5.1mmと約5.3mmでほぼ差がないため、持ち運びの判断材料になるのは厚さではなく、この139gの重さ差です。
一方、文書閲覧や動画視聴が中心なら、12.6型で約553gのS12+でも足りる可能性が高いと考えられます。S12+も10,600mAhの電池で動画再生は最長21時間とされ、Ultraの23時間との差は2時間です。IP68とSペン同梱は両機共通のため、買い分けの軸にはなりません。
Wi-Fi 7が使えるのはUltraだけです。ただし、この差が体感に出るかどうかは、手元のルーター側の対応にも左右されます。
AdobeのPhotoshopは、ITmedia Mobileによると、2027年3月末までGalaxy限定でAndroidタブレット初の対応になるとされています。出典の記載からは、この日付が独占提供期間の終わりなのか、利用や特典の期限なのかを読み取れず、未確認です。これを目的に買う場合は、購入前に公式ページで条件を確かめてください。
本体以外に必要な出費——45W充電器とキーボードは別売り
本体価格に加えて出費が必要です。まず充電です。超急速充電2.0(サムスンの急速充電規格)に対応し、約95分で満充電になるとされますが、45W充電器は別売りです(ケータイ Watch)。出典は機種別の内訳を書いていません。手持ちの充電器が対応するかは確認が必要です。
充電器とキーボード(別売りの2点)
別売りのキーボードカバーは、アルミ素材でGalaxy AIキーを備えるPro Keyboardと、Book Cover Keyboard Slimの2種です(techno-edgeのリリース転載)。価格は出典に記載がなく、確認できていません。
Google AI Proの6か月無料は有効化が前提、適用条件は未確認
出典のリリース転載では「2027年8月1日までに有効化すると6か月無料」とされていますが、注釈つきで適用条件の詳細は確認できていません。Photoshopについては前の章のとおりです。
買える場所と先に触れる場所
国内で発売されたのはWi-Fiモデルで、5G版の有無は公式に確認できていません。カラーはグレーのみと、mobamagが報じています。販路は、Samsungオンラインショップ、Galaxy Harajuku、Galaxy Studio Osaka、Amazon、家電量販店、楽天市場とYahoo!ショッピングの公式ストアです。10月1日から、Galaxy HarajukuやGalaxy Studio Osaka、ヨドバシ内のGalaxy Studioなどで実機を体験できます(サムスン公式)。27万円台の買い物なので、重さと画面の大きさは先に触って確かめる価値があります。
国内5G版の有無とキャリア取り扱いは公式に確認できない
発売済みの製品でも、公式に確認できていない項目が残っています。購入判断に効く順に、断定できる情報と区別して並べます。
- 国内5G版の有無:国内報道は「Wi-Fiモデルを10月7日発売」とのみ伝えています。なお、海外では5G版のUltraが695gという情報があります
- キャリア取り扱い:公式の販路にドコモ・au・SoftBankの記載はありませんが、取り扱いがないと断定はできません
- S12+のカメラ構成:背面が13MPのみか、8MP超広角も載るのかは不明です。前面12MP超広角は複数の出典で一致しています
- OS更新の年数:海外発表では最大7世代のOSアップグレードと7年のセキュリティ更新とされていますが、スペイン語媒体は6年と記載しています。国内公式の表記は未確認です
- Galaxy AIの国内詳細・Google AI Proの条件:機能の国内での詳細、無料提供の期限、特典の適用条件は未確認です
- 512GB・1TBの国内価格:二次記事によるもので、公式リリース転載で確認できたのは最安の2本(Ultra 256GBとS12+ 256GB)のみです
S11 Ultraの厚さ・重さ・IP等級も確認できていないため、本記事では比較していません。確認方法は、Samsung公式ページの最新情報と、店頭での直接確認が確実です。
まとめ
Galaxy Tab S12 Ultraは、256GBで271,480円と前世代より77,880円高く、容量が上がるほど差が広がります。S12+との間には44,000円の価格差があり、主な違いは画面サイズ・重さ・厚さ・電池・Wi-Fiです。S12+のカメラ構成は未確認で、同じとは断定できません。SoC、IP68、Sペン同梱は両機共通です。
選ぶ軸は次のとおりです。14.6型の画面でSペンを使い、約139g重い本体を許容できるならUltra。文書や動画が中心なら、12.6型のS12+で足りる可能性が高いと考えられます。購入前には、45W充電器が別売りであることと、Google AI Pro無料特典の適用条件が詳細未確認であることも確認してください。国内5G版やキャリア取り扱いなど、公式に確認できていない点は前章のとおりです。
編集後記
44,000円の差を、画面サイズと139gの重さの差に置き換えて考えると、判断の軸が思ったよりはっきりする印象です。数字の上では小さい139gが、14.6型を手で支えたときにどう感じるのか、私も店頭で一度確かめてみたくなりました。
— CODE. 編集部
- Source:ケータイ Watch
- Source:Samsung Japan
- Source:共同通信PRワイヤー
- Source:テクノエッジ
- Source:mobamag
- Source:HelenTech
- Source:ITmedia Mobile
- Source:Smart Watch Life
- Source:GSMArena
- Source:Business Today
- Source:SammyFans
- Source:Fonearena
- Source:SammyGuru
- Source:NewMobile
- Source:Zamin
Photo: Marcel Strauß on Unsplash

