この記事のポイント
- いつ:日本では2026年7月18日から適用(米国は7月17日)。約4年ぶりの値上げ
- 何が:Apple Music・Apple One・iCloud+・Apple TV の4サービスが一斉に値上げ(例:Apple Music 個人 1,080→1,180円、Apple One ファミリー 1,980→2,500円)
- 誰に:上記4サービスの日本の契約者全員。特に Apple One ファミリー(+520円)や Apple TV(+300円・3割超)の利用者は影響大
- なぜ重要:理由は Apple 公式の「ライセンス料の高騰」。約4年ぶりの改定で、契約中のサービスの負担額に直結する
- すべきこと:自分のプランの新料金を一覧で確認し、Apple One への束ね直しや iCloud+ 容量の見直しで続ける/乗り換えるを判断する
何が起きたか(値上げの全体像)
Apple は2026年7月、Apple Music・Apple One・iCloud+・Apple TV の4サービスを、日本を含む世界で一斉に値上げしました。適用日は米国が7月17日、日本が7月18日からです。
値上げは2022年10月以来、約4年ぶりとなります。理由についてAppleは公式声明で「ライセンス料の高騰に伴い、本日より購読料を値上げする」と説明しています。つまり、コンテンツ提供元へ支払う権利料の上昇が背景にあるということです。
日本の新旧料金一覧(サービス別)
まず、影響が大きい音楽ストリーミングの Apple Music から見ていきます(いずれも月額・税込)。
Apple Music
| プラン | 旧料金 | 新料金 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 個人 | 1,080円 | 1,180円 | +100円 |
| ファミリー | 1,680円 | 1,980円 | +300円 |
| 学生 | 580円 | 680円 | +100円 |
Apple One(Apple Music・iCloud+・Apple TV・Apple Arcade などをまとめたセットプラン)
| プラン | 旧料金 | 新料金 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 個人 | 1,200円 | 1,350円 | +150円 |
| ファミリー(最大5人) | 1,980円 | 2,500円 | +520円 |
iCloud+(有料のクラウドストレージ)
| 容量 | 旧料金 | 新料金 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 50GB | 150円 | 180円 | +30円 |
| 200GB | 450円 | 540円 | +90円 |
| 2TB | 1,500円 | 1,800円 | +300円 |
| 6TB | (未確認) | 5,500円 | —(旧料金未確認) |
| 12TB | (未確認) | 11,000円 | —(旧料金未確認) |
Apple TV
| サービス | 旧料金 | 新料金 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| Apple TV(旧 Apple TV+) | 900円 | 1,200円 | +300円 |
Apple TV は3割を超える上げ幅で、今回もっとも上昇率が大きいサービスです。
値上げの背景と経緯
今回の値上げの理由は、Apple の公式声明にある「ライセンス料の高騰」に集約されます。前回の値上げは2022年10月で、約4年間据え置かれていた計算になります。
競合の動きも参考になります。音楽ストリーミング大手の Spotify は2026年初頭に米国などで値上げを実施済みで、米個人プランは11.99ドルから12.99ドルになったとの報道もあります。この報道どおりであれば、Apple Music の新価格11.99ドルは Spotify を1ドル下回る水準です。ただしこれはドル建ての比較です。日本での乗り換え検討に直結する材料ではなく、あくまで国際的な値上げの流れの中での Apple の位置づけを示すものです。
一点、注意が必要です。過去に語られた「アーティストにより多くの収入を」という理由づけは2022年の前回値上げ時の文脈であり、今回2026年の公式声明で確認できたのは「ライセンス料の高騰」のみです。両者を混同しないようにしましょう。
影響を受けるのは誰か(対象と注意点)
対象は上記4サービスの日本の契約者全員です。特に複数サービスを束ねる Apple One ファミリーは+520円と負担増が大きく、影響が出やすいプランです。月+520円は年額に換算すると+6,240円となり、負担の実感は年単位で見るとより大きくなります。
海外記事を読む際は、日米でプラン構成が違う点に注意してください。米国の Apple One には Individual・Family・Premier の3区分があり、このうち Individual(個人向け)は19.95ドルで据え置きです(上位の Premier は37.95ドルから39.95ドルへ値上げされています)。一方、日本の Apple One に Premier 区分はなく、個人/ファミリーの2区分のみです。米国の据え置き情報を日本に当てはめないようにしましょう。
また Apple TV は、2025年にサービス名が「Apple TV+」から「Apple TV」へ改称されています。旧名称で覚えている方は同じサービスと捉えて問題ありません。
読者が取るべき行動(続ける/見直すの判断軸)
まず、自分の契約プランを上の一覧で確認し、月々いくら上がったかを把握しましょう。判断の起点はここです。
判断軸はシンプルです。単体サービスを2つ以上使っているなら、Apple One に束ねた方が安くなるかを再計算する価値があります。たとえば、単体で Apple Music 個人(1,180円)と iCloud+ 200GB(540円)を契約すると月1,720円ですが、Apple Music・iCloud+ 50GB・Apple TV を含む Apple One 個人は月1,350円です。ストレージ容量の違いはあるものの、単体で2つ以上を使うなら束ねた方が安くなるケースがあるとわかります。
ただし Apple One に含まれる iCloud+ は50GBのため、200GB相当の容量が必要なら追加の iCloud+ アップグレード費用がかかり、その分この差額は縮まります。自分に必要な容量を基準に比較するのが安全です。
逆に音楽しか使っていない個人ユーザーの+100円は、他社への乗り換えコストと天秤にかけるほどの差ではないかもしれません。音楽配信は乗り換えの手間が比較的軽い一方、iCloud+ のデータ(写真・バックアップ)は移行に手間がかかるため、続ける/見直すの判断はサービスごとの移行コストも踏まえるとよいでしょう。
iCloud+ は写真やバックアップで容量を使い切っているなら実質的に必須です。値上げを受け入れるか、不要データの整理で下位プランに落とせないかを見直すのが現実的です。
まとめ
今回の値上げは、Apple Music・Apple One・iCloud+・Apple TV の4サービスが対象で、日本では2026年7月18日から適用、理由は「ライセンス料の高騰」です。約4年ぶりの改定であり、次の値上げ時期は不明です。まずは自分のプランの新料金を確認し、Apple One への束ね直しや容量の見直しで無理なく続けられる形を探るのがよいでしょう。
編集後記
4年ぶりの値上げと聞くと身構えますが、なかでもApple TVの3割超という上げ幅は、そろそろ契約の棚卸しをする合図かもしれません。私自身も気づけば使っていないサービスに払い続けていそうで、この機会に一度、自分が何にいくら払っているのか並べて眺めてみたいですね。
— CODE. 編集部
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