この記事のポイント
- いつ:サードウェーブが2026年8月27日に発表、ドスパラ各店舗・通販で即日発売
- 何が:14型モバイルノート「THIRDWAVE MA4」、3チップセット×3色の計9モデル展開(同日発表の15.6型「DA5」とは別シリーズ)
- 価格:Core Ultra 7 155U=169,980円/Core Ultra 5 125U=149,980円/Ryzen 5 7535HS=139,980円(税込・直販)
- 特徴:MIL-STD 810H 16項目クリアの堅牢筐体(重量約1.3kg)、1,920×1,200ドット・DDR5 16GB・500GB SSDは3機種共通
- 注意点:動画再生時の駆動時間はCore Ultra 5が9.4時間で最長(Core Ultra 7は9.1時間)。アイドル時は順位が入れ替わり、Ryzen 5 7535HS搭載機は動画再生6.1時間と大きく離れます
THIRDWAVE MA4は8月27日発表、同日のDA5とは別の14型シリーズ
サードウェーブは2026年8月27日、14型モバイルノート「THIRDWAVE MA4」を発表し、ドスパラの各店舗・通販サイトで即日発売しました(PC Watch)。Core Ultra 7 155U・Core Ultra 5 125U・Ryzen 5 7535HSの3チップセットに、チャコールブラック・ラピスブルー・ローズゴールドの3色を掛け合わせた計9モデル構成です。仕様はチップセットごとに分かれるため、本稿の比較は3構成で整理します。
同日発表の15.6型「THIRDWAVE DA5」は別シリーズで、本稿の仕様はすべてMA4のものです。
3万円の価格差は、クロック差と系統差が重なった結果
3モデルの価格は税込・直販でCore Ultra 7搭載機169,980円、Core Ultra 5搭載機149,980円、Ryzen 5搭載機139,980円で、最上位と最下位の差は3万円です(PC Watch)。
見落としやすいのは、Core Ultra 7とCore Ultra 5がともにインテルの「Uシリーズ」(一般にモバイル向けの省電力志向とされる系統)で、コア数・スレッド数は12コア14スレッドと共通、差はCPU最大クロックの4.8GHzと4.3GHzという点です。この2万円差はグレードとクロックの差であり、大きく性格が変わるわけではありません。
一方Ryzen 5 7535HSは6コア12スレッドで、AMDの「HSシリーズ」(一般にUシリーズより性能寄りに位置づけられる系統)に属します。3万円の幅は一直線のスペック差ではなく、インテル2機種内のクロック差と、AMD機の系統差という別々の軸が重なったものです。
| 型番 | CPU | コア/スレッド | 最大クロック | 動画再生駆動時間 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| MA4-C7UIGA-08 | Core Ultra 7 155U | 12コア14スレッド | 4.8GHz | 9.1時間 | 169,980円 |
| MA4-C5UIGA-08 | Core Ultra 5 125U | 12コア14スレッド | 4.3GHz | 9.4時間 | 149,980円 |
| MA4-R5SIGA-08 | Ryzen 5 7535HS | 6コア12スレッド | 4.55GHz | 6.1時間 | 139,980円 |
動画再生が最も長いのは最上位ではなくCore Ultra 5の9.4時間
価格が高いほど長く使えると考えがちですが、公表されている駆動時間はその予想を裏切ります。動画再生時はCore Ultra 5搭載機が9.4時間で最長、最上位のCore Ultra 7搭載機は9.1時間です(PC Watch)。
ただしこの逆転は負荷のかかる条件に限られます。アイドル時はCore Ultra 7搭載機が17.2時間、Core Ultra 5搭載機が17.1時間で順位が入れ替わり、その差もほぼありません。要因はメーカーから公表されていないため、断定はできません。
Ryzen 5 7535HS搭載機は動画再生6.1時間、開きが出るのは負荷時
Ryzen 5 7535HS搭載機の動画再生駆動時間は6.1時間で、Core Ultra 7搭載機とは3.0時間、Core Ultra 5搭載機とは3.3時間の開きがあります。一方アイドル時は16.5時間で、Intel機との差は0.6〜0.7時間まで縮まります。差が大きく出るのは負荷のかかる場面であり、動画視聴やビデオ会議が続く使い方ほど効いてきます。
MIL-STD 810Hを16項目クリア、約1.3kgは軽さより堅牢性に振った数字
MA4は米国防総省の調達基準「MIL-STD 810H」の耐久性能試験を16項目クリアしています(エルミタージュ秋葉原)。落下・振動・高低温・高湿度への耐久性を項目別に定めた基準で、通過項目が多いほど確認済みの環境ストレスの幅が広いことを示します。
筐体は耐摩耗アルマイト処理と2方向のヘアライン加工で仕上げられています。公表重量は約1.3kg、寸法は316(W)×226(D)×22(H)mmです(サードウェーブ公式リリース)。14型モバイルノートとしては軽さを競う数字ではなく、堅牢性と質感に振った構成とみるのが自然です。カラーはチャコールブラック・ラピスブルー・ローズゴールドの3色です。
画面・メモリ・SSDは3機種共通、決めるのはチップセットと色の2点
9モデルといっても、迷いどころは多くありません。ディスプレイ解像度・メモリ・ストレージは3機種共通のため、チップセットを選び直しても画面の精細さや容量は変わりません。実質的に決めるのは、チップセットと色の2点です。
チップセットは駆動時間・クロック・価格のバランスで選びます。持ち歩く時間が長く電源を確保しにくいなら、動画再生9.1〜9.4時間のIntel 2機種が無難です。ただしIntel 2機種の差は動画再生で0.3時間、アイドルで0.1時間とわずかなので、実際の判断材料はクロック(4.8GHzか4.3GHzか)と2万円の価格差になります。ACにつなぐ時間が長く価格を抑えたい場合は、動画再生6.1時間を許容できるかがRyzen 5搭載機を選ぶ分かれ目です。
色はチップセットと独立した軸で、どのチップセットでも3色そろいます。
共通仕様はディスプレイ1,920×1,200ドット、ストレージ500GB(NVMe Gen4)、メモリDDR5 16GB(最大32GBまで増設可)、Wi-Fi 7、Windows 11 Home 64bit、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort Alt Mode・USB PD 65W給電に対応)、USB 3.2 Gen 1×2、HDMI 2.1、microSDカードスロット、Bluetooth 5.4、有線LAN、500万画素Webカメラ(顔認証対応)、60Whバッテリー、65W USB PD ACアダプタです(PC Watch)。
まとめ
THIRDWAVE MA4は3チップセット×3色の計9モデル展開です。3万円の価格差はコア数の単純な違いではなく、インテル2機種内のクロック差とAMD機の系統差という別々の要因から生まれています。駆動時間も価格順には並ばず、動画再生で最も長いのはCore Ultra 5搭載機の9.4時間です。画面・メモリ・ストレージは共通なので、決めるのはチップセット(駆動時間・クロック・価格のバランス)と色の2点になります。同日発表のDA5とは別シリーズである点も押さえておきたいところです。
編集後記
最上位のCore Ultra 7ではなくCore Ultra 5搭載機が動画再生9.4時間で一番長いという逆転が、私には印象的でした。アイドル時には順位が入れ替わりますが、その理由は公表されていません。スペック表の並び順だけでは駆動時間は読めないものだと考えさせられました。
— CODE. 編集部
Photo: Bram Van Oost on Unsplash

