BALMUDA Phone、9月30日で修理受付終了。公式は基本機能は「使える場合がある」とし、定期セキュリティ更新は2023年11月で終了と案内

分解されたスマートフォンと修理工具のイメージ
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この記事のポイント

  • いつ:2026年9月30日(水)でサポート・サービスとアクセサリ販売が終了。バルミューダは7月17日付のお知らせで案内した
  • 何が終わったか:公式が列挙した4項目。修理・サポート受付、「スケジューラ」のダウンロード提供、天気表示・為替変換・音声入力、アクセサリ販売
  • 端末は:基本機能は使える場合があると公式が明記(動作保証とサポートはしない)
  • 安全面で効く日付:公式のお知らせによれば、定期セキュリティアップデートの終了は2023年11月。最終OSはAndroid 12。安全面に関わる9月30日の変化は修理受付の終了
  • 読者は何をすべきか:決済・認証・主回線の通話を預けている人、故障時の代わりがない人は、乗り換えと移行を優先。どれにも当てはまらないサブ機なら様子見でもよい。故障時は修理に出せない前提で

9月30日に終わった4項目。端末の基本機能は「使える場合がある」

バルミューダは公式お知らせ(2026年7月17日付)で、BALMUDA Phoneおよび関連アプリのサポート・サービスとアクセサリ販売を、2026年9月30日(水)で終了すると案内しました。公式が終了と書いた範囲は4項目です。

項目公式の記載
①修理・サポート修理受付・サポート受付の終了
②アプリ提供「スケジューラ」アプリのダウンロード提供の終了
③機能関連サービス終了に伴い使えなくなる機能(「スケジューラ」「時間と天気」の天気情報表示、「計算機」の為替変換・音声入力)
④アクセサリ販売ワイヤレス充電器、ケース(チェスターフィールド/スキニー)、保護フィルムの販売終了

公式は、サービス終了後も端末の基本機能は使える場合があるとしつつ、今後の動作保証とサポートは行わないとしています。「端末が使えなくなる」ではなく、「動くかもしれないが、保証もサポートもない」という線引きです。公式は通話・通信の可否には触れておらず、「基本機能」の範囲も定義していません。

なお、ITmedia Mobileの10月1日付の記事は、10月1日以降に関連サービス・アプリが利用不能になると伝えています。報道は「関連サービス・アプリ」をまとめて利用不能と伝え、公式は名指しした4項目を挙げています。「関連アプリ」の範囲は報道の方が広く読めるため、自分が使っているアプリは実機で動作を確かめておくとよいでしょう。

対象は、SIMフリー版(型番X01A)とソフトバンク版(型番A101BM)の2機種です。修理受付の期限は、どちらも2026年9月30日でした。

「スケジューラ」「時間と天気」「計算機」で止まる機能

公式が「関連サービス終了に伴い使えなくなる機能」として挙げたのは、3つのアプリにまたがる機能です。内訳は前掲の表のとおりです。

影響が大きいのは、ホームの天気表示や為替計算を日常的に使ってきた人です。計算機は為替変換と音声入力が対象で、通常の計算は列挙に含まれていません。

安全面の分かれ目は2023年11月。9月30日に加わった安全面の変化は修理受付の終了

安全面で効いてくるのは、10月1日より2023年11月です。バルミューダ公式の「携帯端末事業に関するお知らせ」によれば、定期的なセキュリティアップデートは2023年11月で終了しています。同じお知らせは、重大な脆弱性が見つかった場合の更新提供を「検討する」にとどめ、提供を約束してはいません。更新が止まって、すでに約3年が経っています。

10月1日に加わった変化は、故障しても修理に出せなくなったことです。

Android 12が最終OS、13以降は来ない

最後のOSバージョンアップは、2022年9月8日に配信されたAndroid 12です。発売時はAndroid 11だったため、メジャーアップデートは1回で終わりました。Android 13以降には対応していません。

2023年5月に示された修理期限が、2026年9月30日に到来

修理受付の期限は、突然決まったものではありません。家電Watchの2023年5月12日の事業撤退報によれば、撤退発表の時点で、SIMフリー版の修理は2026年9月30日まで受け付けると示されていました。アプリ・機能・アクセサリ販売の終了範囲は、公式お知らせ(2026年7月17日付)で列挙されました。

日付出来事意味
2021年11月26日発売(SIMフリー版104,800円・税込、発売時Android 11)(価格.com)5G・FeliCa対応の4.9インチ端末として登場
2022年9月8日Android 12配信これが最終OS
2023年5月12日撤退発表。SIMフリー版の修理は2026年9月30日までと明示修理受付の終了日はここで予告済み
2023年11月定期セキュリティアップデート終了定期的な更新がここで止まった
2024年9月30日端末の販売終了新規購入の窓口が閉じた
2026年7月17日サポート・アクセサリ販売終了のお知らせ終了対象の4項目を公式が列挙
2026年9月30日終了日修理受付・アクセサリ販売などが終了

販売終了後も修理・交換は受け付けられていた、とすまほん!!も2024年10月に伝えています。

当てはまれば乗り換え優先、どれにも当てはまらなければ様子見でもよい

この節の移行手順はAndroidスマホ全般の一般論であり、バルミューダ公式の案内ではありません。判断軸に使う事実(更新終了・最終OS・修理受付の終了)は、前節までの出典に基づきます。

乗り換えを優先すべき人の目安

どのBALMUDA Phoneにも共通する状況は、次の3点です。Android 12が最終OSであること。定期セキュリティ更新が2023年11月で止まり、約3年が経っていること。故障しても修理に出せないこと。定期的な更新が止まっているため、脆弱性の修正が届かない可能性が高い状態です。そのうえで、次のどれかに当てはまれば、乗り換えを優先してください。

  • FeliCaに決済や交通系を乗せている:本機はFeliCaを搭載しており、決済を乗せている人がいます。更新の止まった端末に残高や支払い手段を預け続けることになります
  • 銀行・決済アプリや二段階認証アプリを入れている:認証の要を、更新の止まった端末に預けている状態です
  • 通話・連絡の主回線で、故障時の代わりがない:修理に出せないため、壊れたらそのまま回線の手段を失います
  • 業務データを入れている:Android 12止まりの端末に、会社や取引先の情報が残っている状態です

どれにも当てはまらず、音楽や写真の閲覧などに限ったサブ機であれば、様子見でもかまいません。ただし一般的な注意として、銀行・決済アプリでの常用、不審なリンクを開くこと、公共Wi-Fiでの重要な操作は避けた方が無難です。

止まった機能の代わり

天気表示と為替変換は、天気や為替レートを確認できる別のアプリやブラウザで代えられます。計算機の音声入力は、キー入力に切り替える形になります。

移行・手放すときの順番

優先順位をつけると、次の順になります。端末固有のメニュー名や画面位置は、公式の案内が確認できていないため示せません。以下の「見る場所」は、Androidで一般的な例です。

  1. 二段階認証アプリを新しい端末へ移す。見る場所は、認証アプリの移行(エクスポート)機能と、各サービスの設定にある二段階認証の項目。最初に行い、移し終えるまで古い端末は初期化しない
  2. おサイフケータイ(FeliCa)を使う決済サービスは、移行手続きを各サービス側で確認する。見る場所は、各決済・交通系アプリ内の機種変更・移行の案内。操作は端末ではなくサービス側で行う
  3. 写真・連絡先をGoogleアカウントまたはPCへ複製する。見る場所は、端末の設定にあるアカウントの同期項目と、PCへのファイルコピー
  4. 手放す前に、端末のデータを消去する。見る場所は、設定内の初期化の項目。1〜3の完了を確かめてから行う

手放す人は、1から4まで順に進めます。使い続ける人は4を行わず、修理に出せない前提で備えます。写真・連絡先は、クラウドとPCなど手元以外を含む複数の場所に複製しておきます。故障で起動しなくなってからでは取り出せない場合があるためです。二段階認証アプリの移行や復旧コードの控えも、先に済ませておくと安全です。

確認できていないこと:10月1日以降の通話・通信が使えるか、データ移行・バックアップについての公式の案内、下取り・買い替えプログラムの有無。いずれも公式のお知らせからは確認できていません。

確かめる手立て:公式のお知らせがサポート受付の終了を挙げているため、バルミューダに問い合わせて確かめる経路は残っていないと考えられます。これは公式の案内ではなく、お知らせの内容からの本記事の導出です。回線・契約に関わる点は、ソフトバンク版(A101BM)ならソフトバンク、SIMフリー版(X01A)なら契約している通信事業者に確認する形になります。通話・通信そのものは、自分の端末で実際に発信・通信して確かめるのが確実です。

まとめ

  • 公式が終了とした範囲は4項目で、端末の基本機能は「使える場合がある」と明記されている。「完全に使えない」ではない
  • 安全面で効くのは2023年11月の定期セキュリティ更新終了で、安全面に関わる9月30日の変化は修理受付の終了
  • 修理受付の期限は2023年5月の撤退発表時点でSIMフリー版について示されており、アプリ・機能・アクセサリ販売の範囲は2026年7月17日付の公式お知らせで列挙された

手元のBALMUDA Phoneを続けて使うか、移すかは、前節の目安に当てはまるかで決めてください。当てはまるなら、まず二段階認証アプリの移行から始めてください。

編集後記

2023年11月に更新が止まったまま、9月30日には修理にも出せなくなったと並べてみると、4.9インチの小さな端末はかなり心細い立場に見えてきます。私なら二段階認証アプリの移行を最初に済ませたいところですが、つい後回しにしてしまいそうな自分も想像できて、少し苦笑いです。

— CODE. 編集部

Photo: insung yoon on Unsplash

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