Honor Magic9 Pro Max、「200mm」と「500mm」は別々のテレコン——G200とG500の2本立て

望遠レンズを取り付けたカメラのイメージ。Honor Magic9 Pro Max は別売テレコンバージョンレンズ G200・G500 で望遠を拡張する
目次

この記事のポイント

  • いつ:2026年9月28日、北京で発表されました。Magic9、Magic9 Pro Max、Magic9 Super Edition の3機種が同時発表です。
  • 何が:ARRI と共同開発した Pro Max が主役です。別売のテレコンバージョンレンズは G200(約200mm相当)と G500(約500mm相当)の2本があります。
  • どこで:まず中国で発売されます。日本向けの発表は確認できておらず、米国では Honor 製品が販売禁止と報じられています。
  • 何が違う:ARRI 協業の中身(LogC3 など)は本体側の機能です。テレコン、マイク、SmallRig キットは別売のオプションです。
  • 読者の行動:日本向けの公式発表が出るまでは、中国での仕様と6,499元からという出発価格を押さえておく段階です。

「200mm」と「500mm」、どちらが本当か

「200mm」と「500mm」という2つの数字が流通していますが、これは矛盾ではありません。取り付けるテレコンが2本あるためです。テレコンバージョンレンズとは、スマホのカメラの前に取り付けて焦点距離を伸ばす外付けレンズのことです。

基準になるのは、本体のペリスコープ望遠(プリズムで光を曲げ、薄い筐体に長い光路を収める望遠カメラ)の85mm相当です。Gizchina の解説がこの基準を示しています。ここに各テレコンの倍率を掛けたものが、報じられている焦点距離です。

項目HONOR Teleconverter G200HONOR Teleconverter G500
倍率約2.35倍5.88倍
計算(85mm基準)85mm × 2.35 ≒ 200mm85mm × 5.88 ≒ 500mm
換算焦点距離約200mm相当約500mm相当
重量・長さ約88g(キャップ除く)・約81mm未確認

2本で固まっているのは倍率と換算焦点距離で、外形が分かっているのは G200 だけです。重量と長さは技術系メディアの報道によるものです。

換算値はあくまで「85mm 相当」を基準にした計算です。2製品を並べて読むときは、どちらの倍率の話かを先に確認してください。

ARRI協業の中身は本体側——LogC3と10-bitが軸

「ARRI 共同開発」はロゴだけの話ではありません。Newsshooter の報道によると、ARRI Image Science によるセンサー校正が含まれます。LogC3 カーブ、ARRI Wide Gamut 3、10-bit、ARRI Looks も対象です。画像処理を担うのは自社製の HONOR Imaging Chip H1 です。

  • LogC3:明暗の情報を広く残して収録するログ形式です。
  • ARRI Wide Gamut 3:表現できる色の範囲を示す色空間の規格です。
  • 10-bit:1色あたり1,024段階で記録する方式で、8-bit より色の階調がなめらかに残ります。

いずれも、撮影後に動画の色を補正して仕上げる工程を前提にした仕様です。撮ってそのまま共有する使い方では、差を感じにくい部分でもあります。

協業としては Robot Phone に続く2作目で、ARRI ロゴが本体と外箱に入るのは今回が初めてとされています。

本体の望遠は光学3.5倍、中国価格は6,499元から

テレコンを付けなくても、本体の望遠だけで光学3.5倍まで撮れます。テレコンの換算基準である85mm相当は、この望遠のことを指すとみられます。Fone Arena のスペック整理によると、Pro Max のカメラ構成は次のとおりです。

  • メイン:200MP、1/1.28インチ、f/1.57、光学式手ぶれ補正(OIS)。センサーが大きいほど光を多く取り込め、f値は小さいほど明るいレンズです。
  • 望遠:200MP、1/1.4インチ、f/2.6、OIS、光学3.5倍
  • 超広角:50MP

より遠い被写体を大きく写したい場面に向けて用意されているのが、約200mm相当の G200 と約500mm相当の G500 です。

そのほかの主な仕様は、SoC が Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6、画面が約6.8インチ、バッテリーが8,800mAh です。GSMArena の報道で確認できます。

中国での価格は、12GB+256GB モデルが6,499元からです(PhoneBunch)。

周辺機器4点はいずれも別売——マイクの「業界初」は同社の説明

Honor の発表によると、周辺機器は次の4点で、いずれも別売のオプションです。

  • Cinematic Directional Microphone:狙った方向の音を拾う指向性マイクです。
  • HONOR Teleconverter G200:約200mm相当の望遠を足すレンズです。
  • HONOR Teleconverter G500:約500mm相当の望遠を足すレンズです。
  • HONOR SmallRig Mobile Video Kit:スマホを保持して周辺機器を取り付けるための、動画撮影用リグ(支持枠)のキットです。

マイクについて、同社は「業界初」のシネマ級指向性マイクだとうたっています。最大20mの距離を狙って収音でき、60度の範囲外の音を抑えると説明しています(Newsshooter)。第三者による実測検証は、現時点では確認できていません。

一方、4点の価格・発売日・対応機種は確認できていません。買い足す前提で予算を組むには、公式の追加発表を待つ必要があります。

中国先行、日本向けの発売・価格の発表は確認できない

発売はまず中国で、他の市場へは後日とされていますが、日程は示されていません(9to5Google)。米国では Honor 製品が販売禁止と報じられています。

日本での発売や価格に触れた情報は、確認した範囲では見当たりません。海外価格を円に換算した金額は目安にとどまります。並行輸入などで入手する場合は、国内で使うには技適等の確認が必要になる点も一般論として押さえておいてください。

日本での購入可否は、Honor の日本向けの公式発表が出てから判断できます。それまでに押さえておけるのは、中国での仕様と6,499元という出発価格です。

まとめ

Magic9 Pro Max をめぐる「200mm」と「500mm」は、G200 と G500 という2本のテレコンの数字でした。どちらも本体の85mm相当の望遠を基準にしています。ARRI 協業の中身は、LogC3 や10-bit など本体側の映像機能です。周辺機器4点はいずれも別売です。

価格は中国で6,499元からです。日本向けの発表は確認できていないため、公式の追加発表を待つのが現実的です。G200・G500 の対応機種や価格も、あわせて待つことになります。

編集後記

数字が多い発表ですが、G200とG500が別々のテレコンだと分かると、頭の中がすっと整理される印象です。ARRI協業が本体側の話だったのは、ちょっと意外でした。日本での発表はまだ待ちの段階ですが、私はG500の望遠でどう撮れるのか、静かに気になっています。

— CODE. 編集部

Photo: Олег Мороз on Unsplash

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