GALLERIA Eシリーズ34機種、19万9,980円のモデルに単体GPUは付かない——確認できた6機種で価格と構成を並べる

デスクの上に置かれたコンパクトなデスクトップPCの筐体のイメージ
目次

この記事のポイント

  • いつ:2026年9月17日、サードウェーブがドスパラの店舗・通販サイトで販売を開始しました
  • 何が:新筐体のデスクトップPC「GALLERIA Eシリーズ」全34機種(ゲーミング向け23機種・クリエイティブ向け11機種)が登場しました
  • 誰に:省スペースなデスクトップPCを探している人、ゲーミングまたは動画編集用途で単体GPU搭載機を検討している人向け
  • なぜ重要:「設置面積32%減」と「容積56%減」は比べている物差しが違う別の数字で、しかも比較対象はどちらも自社の従来ミニタワーです。また、本稿で構成まで確認できた6機種のうち最も安い19万9,980円の構成には単体グラフィックボードが含まれません
  • 読者は何をすべきか:幅173mm×奥行382mmという実寸を自分の設置場所に当て、単体GPUが必要かどうかで候補を絞ります。電源容量・保証内容は本稿執筆時点で確認できていないため、製品ページでの確認が前提です

サードウェーブが東京ゲームショウ2026に合わせて発表した新筐体「GALLERIA Eシリーズ」が、2026年9月17日にドスパラの店舗・通販サイトで販売を開始しました。発表から約1週間が経ちましたが、34機種という規模と「約19Lの小型筐体」という見た目のインパクトだけが先行しています。

この記事では、削減率の数字が何と何を比べているのか、価格の安い構成にどこまでのスペックが含まれるのかを、本稿で構成まで確認できた6機種の型番と価格で整理します。

ゲーミング23機種・クリエイティブ11機種、9月17日から店頭と通販で販売開始

今回投入されたのはゲーミング向け23機種、クリエイティブ向け11機種の合計34機種です。すべて2026年9月17日からドスパラの店舗と通販サイトで販売されています。カラーはブラックとホワイトの2色展開です(Real Sound)。

本体サイズは幅173mm×奥行382mm×高さ290mm、重量は約9.2kgです。約19Lの筐体に、GeForce RTX 5070 Tiまでのグラフィックボードを搭載できる設計になっています(エルミタージュ秋葉原)。

「設置面積32%減」と「容積56%減」は別の物差し——比較先が同じとは限らない

プレスリリースを読むときに混同しやすいのが、2種類の削減率です。1つは「従来のGALLERIAミニタワーケースと比較して設置面積を約32%削減」という数字です。

もう1つは、筐体容量そのものが約19Lで、従来のGALLERIA Xシリーズ ミニタワーと比べると容積は約56%に抑えられているという数字です。前者は床に置いたときの「面積」、後者は箱としての「体積」を指しており、比較の物差しが違います。

どちらも自社の従来GALLERIAミニタワーとの比較であり、他社の小型PCと比べた結果ではない点は共通しています。ただし、32%削減の側は比較対象となったミニタワーの系列が明示されておらず、56%側のGALLERIA Xシリーズ ミニタワーと同じ相手を指しているかどうかは分かりません。

2つの数字を並べて足し引きして読むことはできない点に注意が必要です(Real Sound / はじめてゲームPC)。

冷却は全機種6ファン標準、Noctua製が入るのはRTX 5070 Ti搭載モデル

冷却構成は34機種すべてで共通の設計を採用しています。ケースファン4基と、240mm水冷ラジエーター用のファン2基を合わせた計6基が標準搭載され、前面・側面から吸気し背面・天面へ排気するエアフローになっています。小型筐体でありながら高発熱パーツを冷やし切るための土台です(エルミタージュ秋葉原)。

ここで誤解しやすいのが、静音ファンで知られるNoctua製の扱いです。Noctua製ケースファン6基が搭載されるのは、GeForce RTX 5070 Tiを搭載するモデルに限られるとされています。

つまり「Eシリーズは全モデルNoctua仕様」ではありません。6ファンという構成自体は全機種共通で、冷却と静音性を最も要求される高発熱構成にだけ手厚い部材を投入する差別化になっています。

19万9,980円のECC5I-IGは内蔵グラフィックス構成——単体GPUが入るのは23万9,980円から

本稿で構成まで確認できた6機種のなかでは、税込19万9,980円の「GALLERIA ECC5I-IG」が最も安い1台です。ただし、この価格に単体グラフィックボードは含まれません。

搭載されているのはIntel Core Ultra 5 225の内蔵グラフィックス(CPUに統合された描画機能で、単体のグラフィックボードを持たない構成)で、メモリはDDR5 16GB、ストレージは1TBのGen4 NVMe SSDです。

単体GPUを求めるなら、確認できた範囲で最も安い搭載機はゲーミング向けの「GALLERIA EGR5I-R56」(AMD Ryzen 5 7500F/GeForce RTX 5060/税込239,980円)です。RTX 5060搭載モデルの実売価格と本体一式の価格を並べると、この構成の位置づけが見えてきます。

確認できた6機種の価格は19万9,980円から55万9,980円までの幅があります。残り28機種の価格・構成は、本稿執筆時点で確認できた情報には含まれていません。

カテゴリモデル名CPUGPU税込価格
ゲーミングGALLERIA EDC9I-R57TIntel Core Ultra 9 285GeForce RTX 5070 Ti 16GB559,980円
ゲーミングGALLERIA EPC7I-R57TIntel Core Ultra 7 265FGeForce RTX 5070 Ti444,980円
ゲーミングGALLERIA EGR5I-R56AMD Ryzen 5 7500FGeForce RTX 5060239,980円
クリエイティブGALLERIA ESC7I-R57TIntel Core Ultra 7 265FGeForce RTX 5070 Ti 16GB505,980円
クリエイティブGALLERIA ESC7I-R56T16GIntel Core Ultra 7 265FGeForce RTX 5060 Ti 16GB380,980円
クリエイティブGALLERIA ECC5I-IGIntel Core Ultra 5 225(内蔵グラフィックス)非搭載199,980円

表の最上位にあたるEDC9I-R57Tは、CPUクーラーに240mmラジエーターの水冷「ASETEK 624S-M2」を採用しているとされています。約19Lの筐体に本格水冷を収める構成です(ドスパラ / サードウェーブ プレスリリース)。

同じTGS会場で発表されたFF40周年コラボPCは、Eシリーズとは別枠の2027年発売モデル

Eシリーズ34機種と同時期に話題になったのが、ファイナルファンタジー40周年記念のコラボレーションPCです。ただしこちらは別のプレスリリースとして発表されており、Eシリーズとは独立した企画になります。

ナンバリングタイトル全16作品のデザインを展開する内容で、発売は2027年を予定しています(ファミ通.com / サードウェーブ プレスリリース)。

同じ会場・同じ時期の発表なので混ざりやすいところですが、今すぐ買えるのはEシリーズの34機種のほうです。コラボモデルを検討に入れる場合は、2027年という時間軸を分けて考える必要があります。

まとめ

GALLERIA Eシリーズを見るときは、2つの軸が判断の入口になります。1つは省スペースの物差しで、「設置面積32%減」と「容積56%減」は別の数字であり、しかも比較対象はどちらも自社の従来ミニタワーです。自分の設置場所の幅と奥行きに、幅173mm×奥行382mmという実寸を当てて確かめるのが確実です。

もう1つは単体GPUが必要かどうかです。確認できた範囲では、19万9,980円のECC5I-IGは内蔵グラフィックス構成で、単体GPUが入る最も安い1台は23万9,980円のEGR5I-R56でした。

なお、電源ユニットの容量や保証年数・サポート内容、34機種すべてのスペックは、本稿執筆時点で確認できた情報には含まれていません。購入を検討する際は、ドスパラの製品ページまたはGALLERIA公式のEシリーズページで、個別モデルの最新情報を確認してください。

編集後記

ゲーミング23・クリエイティブ11、計34機種という規模の中で、私が構成まで確認できたのはまだ6機種という状態です。19万9,980円のECC5I-IGと23万9,980円のEGR5I-R56、その4万円差で単体GPUの有無が分かれる境目には、正直ちょっと身構えました。

— CODE. 編集部

Photo: Howard Bouchevereau on Unsplash

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