「WD_BLACK」「WD Blue」が「SANDISK Optimus」に統合、国内6製品は9月17日発売。価格は全モデル非公表のまま

SANDISK Optimus GX PRO 8100 NVMe SSD のヒートシンク搭載モデルの製品画像
目次

この記事のポイント

  • いつ:2026年9月17日発売(発表は2026年9月15日)
  • 何が:サンディスクが「WD Blue」「WD_BLACK」を統合した新ブランド「SANDISK Optimus」を国内投入。ただし今回は上位2階層(GX・GX PRO)の計6製品のみ
  • 誰に:PCの内蔵SSD換装を検討している人、PS5/PS5 Proのストレージ拡張を考えている人、ROG Xbox Ally(X)ユーザー
  • なぜ重要:旧WDの型番(SN7100・SN8100)がそのまま消え、対応関係を知らないと買い替え時に迷う。しかも無印Optimus(旧WD Blue後継)は今回のラインナップに入っていない
  • 読者への実利:6製品を「階層」ではなく「用途」で整理した比較表で、自分に合う1台をすぐ絞り込める。価格は非公表のため、海外価格を見て早合点しない判断軸も持てる

「WD Blue」「WD_BLACK」が消え「SANDISK Optimus」3階層に——CES2026発表がついに国内上陸

サンディスクは内蔵SSDのブランドを刷新し、従来の「WD Blue」「WD_BLACK」を新ブランド「SANDISK Optimus」(3階層)に統合しました。この方針自体はCES2026(2026年1月5日)で発表済みでしたが、今回国内での提供開始が正式に発表されています。

旧製品との対応関係は次の通りです。WD Blueが無印「Optimus」の後継、WD_BLACK SN7100が「GX」、WD_BLACK SN8100が「GX PRO」にあたります。この対応関係は複数の媒体でも伝えられています。旧モデルからの買い替えを検討している人は、この対応表を覚えておくと型番の迷子になりません。

9月17日発売、国内投入は上位2階層のGX/GX PROのみ計6製品——無印Optimusは今回見送り

サンディスクは2026年9月15日、国内向け「SANDISK Optimus」の提供開始を発表し、9月17日より6製品を販売開始するとしています。

国内投入される6製品は以下の通りです。

  1. SANDISK Optimus GX PRO 8100 NVMe SSD
  2. SANDISK Optimus GX PRO 850X NVMe SSD
  3. SANDISK Optimus GX PRO 850P NVMe SSD for PS5 consoles
  4. SANDISK Optimus GX 7100 NVMe SSD
  5. SANDISK Optimus GX 7100M NVMe SSD
  6. SANDISK Optimus GX 7100X NVMe SSD for ROG XBOX Ally [X] and PC

いずれも「GX」「GX PRO」階層の製品で占められています。無印の「Optimus」(旧WD Blue後継)は、今回発表された国内ラインナップには含まれていません。サンディスクから見送りの明言はなく、今回のラインナップに入っていないという事実にとどまります。

無印モデルを待っていた読者にとっては、少なくとも今回の6製品では選択肢に入らない、という理解が妥当です。

フラッグシップGX PRO 8100は最大14,900MB/s、PS5公式ライセンスの850Pも——6製品を用途別に整理

6製品はスペックも用途もかなり幅があります。まず全体像を比較表で押さえてから、階層ごとの違いを見ていきます。

製品名階層インターフェイス容量想定用途
GX PRO 8100GX PROPCIe 5.0(x4)1TB/2TB/4TB/8TB据え置きPC(最上位)
GX PRO 850XGX PROPCIe 4.01TB/2TB/4TB/8TB据え置きPC(上位)
GX PRO 850PGX PRO非公表(速度帯は850Xと同系)1TB/2TB/4TB/8TBPS5・PS5 Pro専用
GX 7100GXPCIe Gen4(x4)500GB/1TB/2TB/4TB(海外SKU)ノートPC・携帯型ゲーム機向け
GX 7100MGXPCIe Gen41TB/2TB(海外SKU)モバイル機器向け(M.2 2230限定)
GX 7100XGXPCIe Gen42TB/4TB(海外SKU)ROG Xbox Ally(X)向け

※GX 7100・7100M・7100Xの容量は海外SKUの情報によるもので、国内向けの容量構成は明らかにされていません。また「想定用途」は編集部が整理した目安であり、メーカー公式の用途区分ではありません。

据え置きPC向け上位2機種GX PRO 8100・850XはPCIe5/4対応

フラッグシップの「GX PRO 8100」はPCIe 5.0(x4)対応で、シーケンシャルリード最大14,900MB/sです。このリード速度は、後述するGX PRO 850Xの最大7,300MB/sと同じく国内メディアが報じている値で、8100の数値は850Xのおよそ2倍にあたります。容量は1TB・2TB・4TB・8TBの4展開です。

一方、書き込み速度は海外表記の公称値で、1TBが最大11,000MB/s、2TB・4TBが最大14,000MB/sとされています。国内では書き込み速度が報じられていないため、判断材料としては国内で報じられているリード速度を軸にするのが無難です。

あわせて8100は、「2026 Red Dot Design Award」を受賞したとも報じられています

一世代下の「GX PRO 850X」はPCIe 4.0対応、シーケンシャルリード最大7,300MB/sで、容量展開は8100と同じ1TB〜8TBの4種です。PCIe 5.0対応マザーボードを持たない環境や、最速でなくても実用十分な速度を求める人には、こちらの方が選びやすいはずです。

GX PRO 850PはPS5/PS5 Pro公式ライセンス品、専用ヒートシンクが付属

「GX PRO 850P」はPlayStation公式サイトにも掲載されているPS5/PS5 Pro公式ライセンス品で、専用ヒートシンクが付属します。容量は1TB〜8TBの4種で、速度帯は850Xと同系とされています。PS5・PS5 Pro向けの内蔵ストレージ拡張は取り付け条件が製品ごとに異なるため、公式ライセンス品を選んでおけば互換性の不安を抑えられます。

ノートPC/モバイル/ROG Xbox Ally X向け省電力3兄弟、GX 7100・7100M・7100Xの違い

「GX」階層の3製品は、いずれもPCIe Gen4対応の省電力設計で、リード/ライトとも最大7,250/6,900MB/s前後という共通スペックです。違いは対応機器にあります。

ハンドヘルド機の換装を考えている人は、まず自分の機種がM.2 2230を採用しているかを確認してから7100か7100Mかを選ぶ必要があります。

価格は6製品とも非公表、海外ドル価格の円換算を購入判断に使ってはいけない理由

6製品とも、国内価格は公表されていません。海外で先行して掲載されているドル建て価格を円換算して「だいたいこのくらい」と見積もりたくなりますが、これはおすすめできません。市場が異なれば流通事情も為替も異なり、そもそも国内で同一スペックの製品が同じ価格で出るとは限らないためです。

価格を明かさないまま発表が先行するのは、このジャンルでは珍しいことではありません。たとえばSUNEAST「NANO Pro」もIFA Innovation Awards受賞は先に発表されたものの容量・価格は年内発表待ちのままですし、Predator Atlas 7も発表時点で全地域の価格が未公表でした。今回のOptimusも同様に、現時点では店頭実勢価格を待つのが妥当な判断です。焦って海外価格基準で予算を組まないことが、購入判断を誤らないための実利になります。

東京ゲームショウ2026(幕張メッセ・9/17〜21)で実機を確認できる——選ぶ軸は「階層」より「用途」

サンディスクは東京ゲームショウ2026(9月17日〜21日・幕張メッセ)にSANDISK Optimusを中心に出展する予定です。会場はホール1・ブース01-C03とされています。発売日と会期がちょうど重なるため、価格や実物を見てから判断したい人にとっては都合のよいタイミングと言えます。

ここまで見てきた通り、6製品はスペックの序列以上に「何に挿すか」で選ぶべき製品が分かれます。据え置きPCの最速を求めるならGX PRO 8100、PCIe 5.0マザーがなければGX PRO 850X、PS5/PS5 Proならライセンス品の850P、ノートPCやハンドヘルド機ならフォームファクタを確認したうえでGX系3兄弟から選ぶ、という流れです。

ただし、これはあくまで用途に基づく整理です。特にGX PRO 8100と850Xの価格差はまだ分かっていないため、価格が判明した段階で性能差に見合うかどうか、費用対効果の視点から選び直す余地も残しておくとよいでしょう。

「GXかGX PROか」という階層名だけで選ぶより、「自分がどの機器に挿すのか」を先に決める方が、失敗の少ない選び方になります。価格が明らかになるまでは、まずこの用途マッチングを済ませておくとよいでしょう。

編集後記

WD BlueとWD_BLACKがSANDISK Optimusの3階層に再編され、GX PRO 8100は最大14,900MB/sという数字まで飛び出してきた点が私には印象的です。とはいえ価格が全モデル非公表のままなので、期待だけが先走ってしまいそうな私にちょっと苦笑いです。

— CODE. 編集部

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